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2020-03-14 15:13:00
いいずみファミリークリニックさん ホワイトデー時点でのCOVIDに対する私見

おはようございます。世の中が急激にマイナスな方向に向かっています。目に見えないオバケみたいな存在のウイルスと、目に見える殺風景な経済社会。でも、目の前の子どもは、今日を生きているので、ニコニコしています。大人の不安やイライラは子どもたちに伝染します。少しでも前向きになれるようにしたいですね。土曜日日曜日どちらかをデジタル安息日にして、自然に触れてください。公園とか丸火とか。自然は人間を必要としていませんが、人間は自然を必要としています。

 コロナウイルス(以下COVID19)については、日々情報も変わります。3月14日時点での私見として受け取ってください。

 まずコロナという名称をなるべくCOVID(コーヴィッド)にしましょう。世の中にはコロナという名前の子どもがいます。多くの報道で傷ついている親子がいます。

 COVIDの怖いのは、高齢者が重症化すること、肺炎症状をおこしやすいことです。高齢者と同居している方、高齢者と接する職種の方は特に自覚を強くしてください。今後、高齢者施設、重症患者受け入れ病院での対応が重要になります。当院では、多くの軽症患者を診察し、重症患者の選別をしていきます。また、高齢者の方に電話再診やオンライン診療、お薬の長期処方などをおこなっています。ご相談ください。

 3月5日までの静岡県でのPCR検査件数は1月22日から3月5日までの44日間で132件です。そのうち陽性は1件。(3月14日の時点では3件ですが)陽性率は0.7%です。実に99.3%は陰性です。これは他県も一緒で、沖縄県では98.5%が陰性、東京都では94.5%が陰性です。現時点ではPCR検査は重症患者や濃厚接触者に行われています。世の中の季節性の風邪や花粉症に紛れているこの疾患は非常に見つけにくい状況です。また世の中の病気はCOVIDだけではないということです。子どもたちを閉じ込めず、外で遊ばせましょう。帰ってきてからの手洗いを忘れずに。

 現時点でのPCR検査は、公衆衛生の疫学的調査によるものと、肺炎などの重症患者の感染防止対策にとって有用です。治療法の確立されていないウイルスであり、医学的には検査を安易にすればよいという状況でもないと思います。静岡県には三つの施設で検査できる体制にあり、現状で必要な人に検査できる状況です。ご安心ください。

 基礎疾患のある方は、いまこそ生活習慣を見直し、指示された服薬を守り、体調管理を徹底しましょう。アレルギー疾患も基礎疾患にあたります。花粉症は口呼吸を誘発し、風邪をひきやすくさせます。この時期に、花粉対策をすることは、感染対策にもつながると思います。

 肺の機能を高めるために、運動しましょう。運動すれば何歳になっても心肺機能はアップすることは多くのシニアランナーが証明しています。また喫煙は、確実に肺機能を低下させます。COVIDで禁煙する人、増えていくといいと思います。

 ワクチンがないから治療薬がないから、心配という声もあります。ではワクチンがある病気を見直しましょう。水痘ワクチン二回済んでいますか?おたふくワクチン打ち忘れていませんか?中1から高1でできる子宮頸がんワクチンは安全なワクチンというデータもでています。まだ迷っているなら相談してみてください。

 人間という動物は本来、共同生活を触れ合いながら行います。握手したり、ハグしたり、さすったり。人肌が与える心地よさは、大きな安心感を与えます。COVID対策は必要と十分に認識しながらも、私自身はどうしてもこの人のぬくもりを大切にしたいと思っています。

 潜伏期間が約5日(1日-14日)のCOVID問題は収束するといえるにはまだ時間がかかるでしょう。当院では、定期健診や基礎疾患、アレルギー患者さんをアーリーチェックインや予約外来で診療することで、時間的空間的隔離をして感染防止対策をしています。

 オンライン診療を導入しました。使用には、アプリ導入やカード情報入力など壁があるものの、興味のある方はスタッフに声かけてください。

 経済や環境問題では世界は一つになれませんでしたが、このウイルスにおいては世界は一つになりえます。ワクチンの開発、治療法の開発など各国が協力して、世界が一つになるチャンスでもあるかもしれません。

 長文失礼しました。1歳の息子が起きたので、これでおしまいです。最後に、今回の新型コロナウイルスの騒動もまた、すでに反省すべき点が多々あります。検証して糧にしてゆきましょう。現場で一生懸命やっている人を批判するだけはやめましょう。それぞれが出来ることを探し、小さな力を合わせていることは、短期的な結果がどのようであれ、きっと私たち社会を成長させていると信じています。

(最後の一文は沖縄県立中部病院の感染症専門医である高山義浩先生の言葉です。フェイスブックなどに専門医からの冷静で適切なアドバイスを配信していて、非常に参考になりますよ。)

 

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